2年前(2017年)にSNSで高校時代の音楽仲間だったKさんを見つけました。その年に彼女が出場されたダンス競技会へ応援に行き、40年ぶりの再会をしました。波瀾万丈の人生を歩まれたKさんは、55歳の時に21歳年下のプロダンサーの旦那さんと結婚されて、ダンスのパートナーとして社交ダンス競技を始められたそうです。それから7年、遅すぎたダンスデビューも、ものともせずに旦那さんと二人三脚で全国で開催される競技会に北海道から出場されました。国内遠征でも大変なのに、昨年、初となるドイツ・シュトゥットガルトで開催されました社交ダンスの世界最大規模の競技会に出場されたのです。二年目の今年は、なんと「マスタークラス 2」で決勝まで残られて6位入賞を果たされました。実に61歳での快挙です。ドイツへ遠征するだけでも時差があり体調管理するのが大変なのにすごいなと思います。私は30歳の時に米国コロラド州ジュランゴで開催されました第一回マウンテンバイク世界選手権に選手としてではなくて、アメリカチームのスポンサー企業の一員として参加した経験がありますが、空気が薄くて高山病になりかけたぐらい大変でした。それぐらい海外遠征は過酷なのです。帰国されてから彼女の感想を聞きましたが「続けていると必ず成果はもたらされる、続けることに意義がある。やめてしまえば全てはそれで終わり」なんと説得力のあるありがたいお言葉を頂戴しました。私もKさんを見習ってまだまだ音楽をやり続けますので、みなさんどうぞ末永くよろしくお願い致します。