1972年にグアム島で元日本兵の横井正一さんが見つかったニュースは日本中を駆け巡りました。テレビのニュースで横井さんが飛行機のタラップから降りてきて、敬礼しながら「恥ずかしながら帰って参りました」の挨拶を観ました。このニュース映像は「ネス湖でネッシーが発見される!」「雪男発見!」ぐらい私にとってはインパクトのあるものでした。その後、大丸神戸店で「横井正一展」がありました。横井さんがグアム島のジャングルで暮らしていた洞穴を再現したもの、横井さんは洋服屋さんだったので、自分で椰子の繊維を利用して製作した洋服、川で魚を取るための仕掛け、椰子の実で製作したお椀等の実際にジャングルの生活で使用していた物も展示されていました。やはり人間にはご先祖様のDNAが受け継がれていますので、「原始時代と変わらない生活にも対応できるのだなぁ」とえらく感動しました。それから10年後ぐらいしてから横井正一さんの著書を読みましたが、ジャングルでの生活が詳しく書かれていましたが、その本は阪神淡路大震災で自宅が半壊して今は手元にありません。