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弘法筆を選ぶ [93]

米国製の本物の楽器を買う [92] の続きです。1975年当時ジャパンフェンダーが生産されていない時代ですから、フェンダーといえば米国製しかなかったのです。A君はテレキャスター・ギター、私はプレジション・ベースを購入したのです。高校生で本物のフェンダーを持っているなんて皆無に等しい時代です。今から44年前の1ドル360円時代の20万円もする楽器です。みんなから「カラーテレビが買えるよ」と言われました(笑) フェンダー楽器の感想は、楽器のケースからしてオーラがありすごく頑丈な作りで、側は本革でガードされていました。日本のコピー楽器のケースなんかビニールのガードでぐにゃぐにゃでした。楽器本体はすごく軽いので驚きました。日本製のコピー楽器は「セメントでできているのか?」と思うほどの重さでしたので、「よい楽器は良質な木を使っているので軽いのか?」と思いました。音質はしっかり低音が出て、音がはっきりしているのでした。日本製のコピー楽器は音がぼやけてビビるのです。「やはり本物の楽器はちゃうな!」A君と私は最強の楽器を手に入れて、新しいバンドをやろうと誓うのでした。

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