海辺の街で生活していて、ふと閃いたことを書いていきます

神戸

須磨海岸 海の家 [44]

JRの電車に乗って須磨駅に止まると海の家が組み立てられているのが見えました。梅雨が明けるといよいよ海開きです。1960年代の小学生の頃、神戸駅から確か20円で須磨駅まで電車で来れたと思います。僅か10分ほどで須磨駅に到着、ホームに降りると磯の香りがして、目の前に広がる須磨海岸はまるで別世界でした。駅の北側に釣りの餌を売っているお店があり、木桶に生きたゴカイがうごめいていて、商売上手なおばさんがお猪口一杯を1000円で売っていました。子供ながらに「商売は場所やな!」と思いました。その後、元町の走水神社のそばに「天狗」という釣具屋さんがあるのを「ひさやん」という近所に住む湊川小学校に通う幼なじみに教えてもらいました。そこで300円も出せば使い切れないぐらいのゴカイが買えたのでした。

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