朝日を浴びて [121]

華僑のモーテルに泊まる [117] の続きです。次の日の朝、まだ真っ暗なうちからコープフォートのモーテルを出発しました。東に向けて走っていますので、水平線から朝日が昇ってくるのが見えました。朝日で赤く照らされた渓谷は言葉で言い表せないぐらいの絶景でした。コロラド州グランド・ジャンクションの修理工場まで100マイル(160km)ありますから、モアバ・バレーでアクセル・ワイヤーが切れてからトータルで200マイル(320km)の長距離(神戸→富士山ぐらい)を3cmのペーパー・クリップ一個のおかげで走行できているのです。シンプルな構造のフォルクスワーゲンを設計してくれたポルシェ博士に感謝感激です! ペーパー・クリップに感謝! 白いワーゲンの男性に感謝! 神様に感謝! 朝日がまぶしい中、感動の涙が溢れてきました。朝日を浴びて「やるしかない!やってやろうじゃないか!」と昨夜までの弱気な状態から元気になりやる気も出てきました。今回の旅で100マイル(160km)に店一つない何もない区間を怖れていましたが、30km、50km何もない区間なんて何度もありましたし、距離に関係なく、単独でアメリカ大陸を横断するなんて!私はかなり無謀なことをやってるなと笑うしかありませんでした。「アメリカと戦争したら、そら負けるわな」とアメリカが想像を絶する国であることを痛いほど実感したのでした。

続きは、またの機会に!

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