前回の続きです。クリストファークロスのアルバムが大ヒットしたのは、参加ミュージシャン及び、プロデューサーのマイケルオマーティンの力が多大だなと思いました。4枚目のアルバム「Back Of My Mind」までマイケルオマーティンがプロデュースを手掛けました。今回、マイケルオマーティンの本人のアルバムを何枚か聴きましたが、クリストファークロスのアルバムのようなAOR色の強いものではありませんでした。ということは、どちらか一人だけではこのような素晴らしい音楽を作り上げる事ができなかったのです。時代背景もありますが、1978年にカリフォルニアの西海岸にテキサスから出てきたクリストファークロスがマイケルオマーティンと出会って、西海岸の一流ミュージシャンのサポートを受けて完成させたアルバム「南から来た男」。これは、どれか一つが欠けたら成し遂げれなかったミラクルでした。 ちなみに私がロサンゼルス空港に降り立ったのが、1978年の9月でした。 それからアメリカでとてつもない音楽の洗礼を受けることになるのです。
Back Of My Mind [699]
