カッコイイもの ❸ [255] の続きです。 日本におけるジーンズの価格帯別購入シェアをみてみると、・2万円以上 4% ・1万円以上 11% ・8千円前後 47% ・5千円前後 16% ・3千円以下 16% ・1千円以下 6%です。 2万円以上のヴィンテージ・レプリカ・ジーンズを購入する人はたった4%です。 85%の人はジーンズに一万円以上もかけなくて半数が8千円ぐらいのそこそこのブランドのジーンズを購入しているのです。 これらの数字から一般人のジーンズに対する価値観と私の価値観はまったく違うのを知りました。 先日TVのニュースを観ていると滋賀県に1920〜30年代のミシンを使って、1940年代・1950年代のレプリカジーンズを製作している職人がいることを知りました。 450台のミシンを所有されていて、ミシンのメンテナンス・修理を全て自分でされるそうです。 すべての工程を16種類のミシンを使って1人で製作されるそうです。 それもアイロンで型を付けることをせずに1940年代のアメリカの製法と同じ手曲げ縫製をやっているとのことでした。 また、その職人さんが言うには「現在日本のレプリカジーンズを製造しているメーカーのミシンの規格はセンチであるのに対して、その方のヴィンテージミシンの規格はインチ幅である」とのことでした。 そしてミシン糸もアメリカ製を使用しているとのことでした。 その話を聞いて私はとても感心し、それにしても凄いことをやっている人だなと思いました。
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