田中康夫の小説「なんとなくクリスタル」で主人公の女性が雨の日の朝にマイケル・フランクスを聴いている描写があったように思いますが、昨日から梅雨入りして神戸は朝から雨ですが、私はボサノヴァではなくてグレン・グルード「ブラームス:間奏曲集」のピアノ演奏を聴いています。ジャズピアニストではなくてクラッシックピアニストの方が雨の日にはよく合うと思います。ジャズだとスウィングしてしまうからです。あまりにもグレン・グルードが良かったので、続けて名盤の「バッハ:ゴールド・ベルグ変奏曲」を聴きましたら、早いパッセージになるともうひとつだったのです。この梅雨の時期にあらゆるジャンルのピアノ演奏を聴いて何が雨によく合うのか検証しようと思います。