情熱大陸でaikoさんのドキュメンタリーを観ました。 aikoさんのCDを購入したのは、今から21年前に「暁のラブレター」初回限定版でした。 わざわざポニーキャニオンに電話して「初回限定版は通常盤と何が違うのか」と聞いたこともあります。 当時テレビのコマーシャルとかにaikoさんの曲が使用されたり、音楽番組でもaikoさんが頻繁に出演していたりしてaikoさんの活躍が目立っていたように思います。 その後、次の新譜が発売されたのですが… それ以降はまったくaikoさんの作品を聴いておりませんでした。 あれから21年も経っていたのですが、aikoさんは現役で活動を続けてこられていたみたいでした。 茅ヶ崎海岸で雨の中でのフリーコンサートの映像が情熱大陸の番組で映されていましたが、48歳になって、いまだにラブソングを歌い続けて、ファンもついてきてくれている凄さに感動しました。 私はほとんど日本のアーティストを聴くことがありませんが、なぜ2003年当時にaikoさんのCDを買ったのか? 納得できた瞬間でした。 以下、情熱大陸から抜粋 『 気さくでチャーミングな印象のある彼女だが、楽曲制作やライブに向かう姿勢は、ストイックだ。音楽にまつわること以外で、外出することは病院へ通うときくらい。休みがあっても音楽のことを考えていないと「みんなに見放されるかも」と思ってしまう。つまり、365日ほとんどの時間が「自分の音楽」のことで占められている。 そうしないと「心の拠り所、置き所がわからなくなってしまう」のだ。 』 以下wikipedia から抜粋『音楽理論を熟知している人間からすると、aikoの楽曲は編曲やコーラスといった肉付け作業の前の作曲段階でコード進行などが異質に感じられる。「わざと変なコード進行やメロディにしている」と言われることが多く、スタッフにも試聴段階で必ずと言っていいほど「コードにメロディがぶつかっているから違和感があって気持ち悪い」と言われるが、自身では全く変だとは思っていない。そうなったきっかけは音大時代に音楽にたくさんの決まりごとがあることに驚いたこと。子供の頃から歌っている曲はもっと自由に聴こえていたのだから自分は好きなものを好きなように作ろうと心に決め、プロデューサーからも下手に専門用語を覚えずに頭の中で鳴っている音をそのまま伝えるように言われているので、コード論などの論理思考から解放された作曲法を貫いている。』 以上の2つの抜粋を読んで、私もaikoさんと同じような思考で生活しているのだなぁと。 ファンがあっての音楽ですから、自分を進化させないとファンの皆様に飽きられますので、怠惰に生活するのではなくて、日々、勤勉に生まれ変わらなければなりません。 それと私は思うのですが、理論、理性とかどうでもいいのです。 ロック系のミュージシャンは音楽理論の勉強をしていないので、自由奔放に音楽をやっているように思います。 下手に音楽理論を知ってしまうと理論に束縛されて自由が奪われてしまうのです。 昨今のミュージシャンは、音楽理論の教育を受けている人が多いので左脳(理性脳)で音楽をやっているように思います。 なので作品自体に新しさがなくて魅力がないのです。 音楽は芸術ですから、右脳(芸術脳)を使って、心で音楽をやらないとならないとダメだと私は思います。 最後に、当時aikoさんに興味を持った理由に彼女が古着好きであったことでしょうか。 だぼだぼの色落ちのよいリーバイスのヴィンテージ501にヴィンテージのプリントスウェットでステージをこなしていた姿が印象的でした。