映画「フジコ・ヘミングの時間」[83]

20年ぐらい前にテレビの深夜放送でフジコ・ヘミングさんのドキュメンタリーを観ました。フジコさんは、その番組のおかげで一夜にして時の人になります。当時60代の遅すぎたデビューでしたが、それからフジコさんは世界的な大成功をおさめます。80歳を過ぎた今でも世界規模でコンサート活動を行なっているのです。高齢にも関わらず「私は16歳のままよ」とおっしゃってました。私も「自分は高校生のままです」とよく言ってます。フジコさんは幼少期からお母様にピアノを習い、その後、母の恩師でもあるレオニード・クロイツァーさんに師事されます。クロイツァーさんから「譜面どおりに機械的ではなく、歌うように弾きなさい」と教えられたそうです。フジコさんも「譜面に書いているとおりではなく、機械的でもなく、誰かが歌っているように音符を長くしたりして弾いてきた。他の先生についていたら機械的にされるので危険過ぎる。」とおっしゃっていました。もうひとつ私もよく言っている事と同じことをおっしゃっていました。ハンガリーのF・リスト作曲の「ラ・カンパネラ」を弾く時、「日々の行いと精神が音にでる、わかる人にはわかるけど、わからない人にはわからない」と。私も「日常生活が音に出るので、ちゃんとした生活をしなくてはならない。だらしない生活をすればだらしない音になる」とよく言ってます。最後に「晩年に有名になれたのは神の導きによる」と大変感謝されていました。私もフジコさんと同じ言葉を言えるように日々精進いたします。

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